よくある質問

医療費控除と、医療費ログの使い方について、迷いやすいところを正直にお答えします。

監修: 公認会計士 剱持 健(合同会社Smart&Smooth 代表社員) / 最終更新: 2026年9月9日

医療費控除とは何ですか。誰が使えますか。

1年間(1月1日〜12月31日)に、生計を共にする家族が支払った医療費の自己負担額が 原則10万円(総所得金額等が200万円未満の方はその5%)を超えたとき、 超えた分を所得から差し引ける制度です。会社員の方でも、確定申告をすれば受けられます。

「生計を共にする」であって「同居している」ではありません。仕送りをしている親、 下宿している学生の子どもの分も、生計が一つなら合算できます。

使い始めるのに何が必要ですか。

Googleアカウントだけです。カードの登録も、アプリのインストールも要りません。 はじめて開いたときに、あなたのGoogleドライブの中にデータを保存するスプレッドシートを 1つ作ります。初期設定はおおよそ1分です。

家族全員分をまとめられますか。

まとめられます。領収書に印字された宛名から自動で家族に振り分けます。 はじめて出てきた名前のときだけ、その場で登録するかを確認します。 読み取れなかったときは、そのカードで誰の分かを選べます。

撮る前に「これは誰の分」と選んでおく必要はありません。封筒の中身を混ぜたまま、 順番に撮っていって構いません。

控除の対象になるかどうかを、AIが判定してくれますか。

判定しません。そして、するべきではないと考えています。 AIが読み取るのは「誰の分か・どこで・いくら払ったか・何を買ったか」までです。 区分(診療・治療/医薬品購入/介護保険サービス/その他)の提案まではしますが、 控除の対象になるかどうかの判断はご本人がしてください。

同じ「歯科」でも、治療なら対象、美容目的の矯正なら対象外というように、 対象かどうかは領収書の文字だけでは決まらないためです。 見誤ったまま申告に載るより、迷うものはご自身で判断していただくほうが安全です。

AIの読み取りが間違っていたら。

その場で直せます。読み取り結果はいったん下書きとして表示され、 「この写真を使う」を押すまで明細には保存されません。 日付・医療機関・金額・人を確認してから保存してください。

自信が持てなかった項目は、AIが推測で埋めずに空欄で返します。 間違った数字が入っていると気づけませんが、空欄なら気づいて直せるためです。 空欄のある明細は一覧で赤く出ます。

領収書の紙は捨てられますか。

捨てないでください。2017年分(平成29年分)の確定申告から、 医療費の領収書は税務署に提出しなくてよくなりましたが、 5年間の保存が必要です。税務署から提示を求められることがあります。

医療費ログでは、撮り終えた領収書を選り分ける必要はありません。封筒ごと、 そのまま5年間しまっておいてください(申告期限から5年で、封筒ごと処分できます)。

データはどこに保存されますか。

あなたのGoogleドライブの中だけです。医療費の明細も領収書の画像も、 当社のサーバーには保存されません。アプリのアクセス範囲は、 このアプリが作ったファイルだけに限られています(あなたのドライブの他のファイルは見えません)。

撮影した画像は読み取りのために一時的に処理を通りますが、 読み取りが終わった時点で当社側には残しません。ログにも残しません。 くわしくはプライバシーポリシーをご覧ください。

医療費の情報は要配慮個人情報では。自分以外に見られませんか。

どこの病院にかかったかは、病歴が推測できる情報です。個人情報保護法でいう 要配慮個人情報にあたりうるもので、慎重に扱われるべきものだと考えています。

明細も領収書の画像も、あなたのGoogleドライブの中だけにあります。 当社の担当者も、ほかの利用者も、会計事務所も、中身を見ることはできません。 これは運用の約束ではなく、仕組みとしてそうなっています。

撮った画像だけは、読み取りのために当社を通ってGoogle社の生成AI(Gemini API)へ送られます。 読み取りが終わった時点で当社側には残しません。ログにも書きません。 また当社は有料契約でこのAIを使っており、Google社の規約上、 送った内容がAIの学習に使われることはありません。

公平を期すために、当社が見られるものも書いておきます。 ログインに使ったGoogleアカウントの情報(メールアドレス・お名前)と、 読み取った枚数、最初と最後に使った日、それにご登録の日と、 医療費集計フォームを書き出した日(初めての日・直近の日)と回数です。 前半は読み取り上限の管理と不正利用の検知のため、 後半は「どこで手が止まりやすいか」を知ってサービスを直すためのもので、 書き出しについては「した」という事実と、その日付と回数だけを持っています (書き出した明細の件数も金額も、当社は受け取っていません)。 誰の・どこで・いくら払ったかという医療費の中身は、ここに一切含まれません。

ご自分で確かめられます。Googleドライブを開けば、医療費ログが作ったスプレッドシートが そのまま見えます。中身を確認するのも、まるごと消すのも、いつでもあなたの操作でできます。

ひとつだけご注意ください。ご家族と同じ端末を共有していて、ログインしたままにしている 場合は、その端末を使う人には画面が見えます。これはどのサービスでも同じことですが、 気になる場合は共有端末ではログアウトしてお使いください。

本当に無料ですか。後から課金されませんか。

されません。無料で続けられるのには、仕組み上の理由が3つあります。

医療費ログは、経費精算ツール「経費ログ」を運営する当社が、 その仕組みを流用して提供している無料ツールです。

セルフメディケーション税制には使えますか。

使えません。医療費ログが書き出すのは国税庁の「医療費集計フォーム」で、 この様式自体がセルフメディケーション税制に対応していないためです。 セルフメディケーション税制を使う場合は、専用の明細書を別途ご用意ください。

なお、医療費控除とセルフメディケーション税制はどちらか一方しか選べません。 両方の条件を満たす年は、金額を比べて有利なほうを選ぶことになります。

マイナポータル連携はありますか。

ありません。マイナポータル連携で取得できるのは公的医療保険の対象になった診療分で、 その年の秋ごろまでの分しか反映されないことがあります。 市販薬・自費診療・通院の交通費も含まれません。

医療費ログは、その足りない分——年末までの診療、ドラッグストアで買った市販薬、 通院の交通費——を撮って埋めるための道具だとお考えください。 健康保険組合から届く「医療費のお知らせ」も撮って読み取れます。

使い方が分からないときは、どこに聞けばいいですか。

このページと、画面の説明で完結するように作っています。 個別のお問い合わせ窓口は設けていません。 有人サポートを持たないことが、このツールを無料で続けられる理由の一つです。

会計事務所を通じてご利用の方は、その事務所にお尋ねください。

もっとくわしく知りたい

このページは一般的な取扱いの説明です。個別の事情によって結論が変わることがあります。 判断に迷う場合は、最寄りの税務署または税理士にご確認ください。

封筒に貯めた領収書、撮るだけで明細に。

Googleアカウントだけで始められます。初期設定は約1分。

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