医療費集計フォームとは
— 国税庁の様式の中身と使い方

医療費集計フォームは、国税庁が配布しているExcelの様式です。 1年分の医療費をこの表にまとめておくと、確定申告書等作成コーナーにそのまま読み込ませて、 医療費控除の明細書を作れます。

監修: 公認会計士 剱持 健(合同会社Smart&Smooth 代表社員) / 最終更新: 2026年9月6日

何のための様式か

医療費控除を受けるには「医療費控除の明細書」を提出します。 件数が多いと画面に1件ずつ入力するのが大変なので、 先にExcelでまとめておいて、まとめて読み込ませるための入口が用意されています。 その入口用の様式が医療費集計フォームです。

様式は国税庁のウェブサイト、または確定申告書等作成コーナーの医療費控除の入力画面から ダウンロードできます。年分ごとに更新されるので、 申告する年分のものを使ってください。

書く項目

項目中身
医療を受けた人氏名。家族の分もこの1枚にまとめて書けます
病院・薬局などの名称支払先の名称。調剤薬局なら、処方元の病院名ではなく薬局の名称
医療費の区分診療・治療/医薬品購入/介護保険サービス/その他の医療費 の4つ。該当するものに印を付けます
支払った医療費の額窓口で実際に支払った額
補填される金額高額療養費・出産育児一時金・保険金など。無ければ空欄

つまずきやすいところ

1行は「1枚の領収書」ではありません

1行は「人 × 支払先」でひとまとめです。 同じ人が同じ病院に12回通ったなら、12行ではなく1行に合計を書きます。 1枚ずつ書き出すと行数が何倍にもなり、上限に当たることがあります。

名称の表記ゆれで行が分かれます

「まちだ内科医院」と「医療法人社団 町田会 まちだ内科医院」は、 人が見れば同じでも、表では別の行になります。同じ支払先は表記をそろえてください。

補填は、その医療費からだけ引きます

補填される金額は、その給付の対象になった医療費からだけ差し引きます。 引ききれない分が出ても、他の医療費から引く必要はありません。

セルフメディケーション税制には使えません

この様式は医療費控除のためのもので、セルフメディケーション税制には対応していません。 そちらを使う場合は専用の明細書が別にあります。 なお、医療費控除とセルフメディケーション税制はどちらか一方しか選べません。

行数には上限があります

様式に用意されている行数を超えると読み込めません。 上限に近づいたときは、まず表記ゆれで行が分かれていないかを疑ってください。 人×支払先でまとめれば、家族全員分でも通常は十分に収まります。

使い方

  1. 医療費集計フォーム(Excel)を用意して、1年分を入力する
  2. 確定申告書等作成コーナーで、医療費控除の入力に進む
  3. 「医療費集計フォームを読み込む」を選んでファイルを指定する
  4. 読み込まれた内容を確認する。合計が手元の集計と合っているかを見る

読み込みが終われば、医療費控除の明細書は完成です。 領収書の提出は不要ですが、5年間の保存が必要なので、封筒ごとしまっておいてください。

医療費ログでは

領収書をスマホで撮ると、AIが日付・医療機関・金額・宛名を読み取り、 人ごと・医療機関ごとに自動でまとめて、この様式のまま書き出します。 上で挙げた「1行のまとめ方」も「表記ゆれ」も、こちらで面倒を見ます。

書き出したファイルは、確定申告書等作成コーナーの「医療費集計フォームを読み込む」から そのまま読み込めます。

このページは一般的な取扱いの説明です。様式の内容は年分によって変わることがあります。 最新の様式と記載方法は国税庁のウェブサイトでご確認ください。 個別の判断に迷う場合は、最寄りの税務署または税理士にご相談ください。

集計と表記そろえは、こちらでやります。

領収書を撮るだけ。医療費集計フォームで書き出せます。

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